Webで楽しむツール・ド・フランス2009
ツール・ド・フランスが面白い。
今年は13年ぶりの日本人選手の出場やランス・アームストロングの復活という話題にも恵まれており、国内でも静かな盛り上がりを
見せているツール・ド・フランス。
日本ではCS放送、ケーブルテレビの「J SPORTS PLUS」で現地からのライブ映像を毎晩楽しむことができるが、テレビの映像だけでなく、より深くこのツールを楽しむための各種Webサービスをご紹介。
■有力選手のTwitterアカウント
何人かの有力選手たちはTwitterアカウントを持っており、既にたくさんのファンがフォロワーとして彼らの日々のつぶやきをチェックしている。(ランス・アームストロングのフォロワーは何と139万人! 7月13日現在)。
現地マスコミのジャーナリスト達は毎日のレース前後で有力選手たちの声を拾おうと躍起になっており、この努力こそがテレビ、新聞などのニュースとして配信され、多くのレースファンを楽しませることとなることは疑う余地がない。
しかしその一方で選手たちは、連日ものすごい人数の記者に囲まれたり、同じ質問を何度も繰り返されるため、これがフラストレーションの一因になっているのも事実。
そのせいかどうかはわからないが、自身のTwitterアカウントを持つ選手たちは、時にジャーナリスト達にしゃべっていないような重要なコメントを、ぽろっと。タイムラインに流してくれることがある。いまやマスコミ各社がTwitterを後追いしているような状況だ。
有力選手たちのアカウントを以下に並べてみた。
別府史之(スキルシマノ)
http://twitter.com/Fumybeppu
ランス・アームストロング(アスタナ)
http://twitter.com/lancearmstrong
リーヴァイ・ライプハイマー(アスタナ)
http://twitter.com/LeviLeipheimer
カルロス・サストレ(サーヴェロ・テストチーム)
http://twitter.com/Carlos_Sastre
カデル・エヴァンス(サイレンス・ロット)
http://twitter.com/CadelOfficial
アンディ・シュレク(サクソバンク)
http://twitter.com/andy_schleck
クリスチャン・ヴァンデヴェルデ(ガーミン・スリップストリーム)
http://twitter.com/ChristianVDV
ジョージ・ヒンカピー(コロンビアhtc)
http://twitter.com/ghincapie
マーク・レンショー(コロンビアhtc)
http://twitter.com/markrenshaw1
ロビー・マキュアン(カチューシャ)
http://twitter.com/mcewenrobbie
※今大会はケガのため欠場。しかし興味深い
ツール戦況予想をつぶやいており話題に。
■ツールのリアルタイムを追うことができるWebサービス
オランダに拠点をおくチーム・ラボバンクはiphone用アプリ「Rabo iTour」を配信。
iPhoneでコースプロフィール等の基本情報をはじめ、国際映像だけでは追いきれない現在の細かい戦況を確認することができる。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090706/165393/
また、ちょっとマニアックなサービスだが、心拍計メーカーのPolarは特定の選手の走行速度、現在標高、心拍数をライブ配信する試みを行っている。
http://livedata.polar.fi/offline.php?lang=en
↑ちなみにこの試みには日本の別府史之選手も参加している。
■ランス・アームストロングのTwitterバイラルキャンペーン
アームストロングはガンを克服しその後ツールを7連勝した偉大な選手として知られている。
その彼がガン撲滅を目的として立ち上げたLIVESTRONG財団の活動の一環として、Twitter上で面白いキャンペーンを展開している。
1クリックであなたのTwitterのプロフ写真に「イエローバンド」(ガン撲滅運動の活動支援を表明するリストバンド)が装着される、というもの。
http://livestrongaction.org/avatar
ちなみにイエローバンドって何?という方はコチラを参考に
http://www.jsports.co.jp/cycle/livestrong.html
ツールは現在、厳しいピレネーの山岳コースを終え1回目の休息日を迎えている。
残りは12ステージ。テレビ視聴に合わせてこんなサービスも活用しつつ、シャンゼリゼまで今年のツールを十分堪能していきたい。